三菱重工、タイでGTCC発電所建設プロジェクトを受注 出力は160万kW

2012年12月20日 13:25

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 三菱重工業は20日、電源開発(Jパワー)のタイ現地事業会社であるガルフJP UT社(GUT)から、出力160万kW(80万kW×2系列)のウタイ・ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所建設プロジェクトをフルターンキー契約で受注し、併せて長期メンテナンス契約も締結したと発表した。同案件は、経済成長に伴い増加し続ける同国の電力需要に対応するための大型プロジェクトで、運転開始は2015年6月と同12月を予定している。

 ウタイGTCC発電所は、GUTがタイの電源開発計画に基づき、首都バンコクの北方70kmに位置するアユタヤ県ウタイ郡に建設するもの。運転開始後は、長期電力販売契約を締結するタイ国電力公社に電力を供給し、同国の旺盛な電力需要を支えることとなる。

 今回のGTCC発電設備はガス焚きおよび軽油焚きに対応するデュアル燃料仕様で、M701F4形ガスタービン4基、蒸気タービン2基、発電機6基などで構成する。このうち、三菱重工はガスタービン、蒸気タービンなどを製作・供給し、発電機は三菱電機が手掛ける。また、土建・据付工事は現地の建設会社であるシノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション社が担当する。また、三菱重工は運転開始後、長期メンテナンス契約に基づいてGTCC発電設備の保守・管理を支援する。

 GTCC発電は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電ができる高効率発電システム。化石燃料の有効利用と環境負荷低減の両面から世界的に需要が高まっている。

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