タイ・ホットストック==シティが石炭株を「買い」と判断

 [25日 ロイター] 25日午前のバンコク株式市場の株価は続落。SET指数<.SETI>は、0446GMT(現地時間午前11時40分、日本時間午後1時46分)時点で、前日終値比5.56ポイント(0.43%)安の1289.44。
 シティ・リサーチは、2013年に石炭価格が緩やかに回復し、平均1トン=105ドルと見込むとともに、合理的バリュエーションの銘柄を投資対象として推奨した。
 石炭大手バンプー株の投資判断を「買い」とし、12カ月間の目標株価は550バーツと設定。インドネシアで同業のアダロ・エナジーも「買い」とし、目標株価を1650ルピアとした。
 バンプー株は、0.26%高の389バーツ。年初来で28.9%下落し、26.3%の伸びをみせたSET指数をアンダーパフォームしている。
 アダロ株は、1.4%高の1410ルピア。年初来で20.3%下落。ジャカルタ総合株価指数は13.6%の上昇。
 シティは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の石炭リポートの中で、「2012年は石炭価格が低下傾向で、関連株にネガティブな影響があった。こうした環境下においては、よりリスクが少ないとされる株がアウトパフォームしてきたが、当社の見解では、現在、関連株は合理的な株価にある」としている。
 さらに、「当社の見込み通り、石炭価格が実際に底を打ち、13年に緩やかに回復すれば、リスクはもう少し許容されても良いと考える。ただ、バリュエーションからは銘柄選定が引き続き重要なことが示唆される」としている。

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