東南アジア株式=ホーチミン大幅安、エネルギー株主導
[26日 ロイター] - 26日の東南アジア株式市場の株価は、ホーチミン市場のVN指数 が1.68%下落し、576.04と終値ベースで5カ月ぶり安値で引けた。国際原油価格の急激な下落を受けた石油・天然ガス関連株の下落がVN指数を押し下げた。
サウジアラビアとベネズエラ、さらには石油輸出国機構(OPEC)非加盟国のロシアとメキシコの有力産油国4カ国の石油相らが総会を控えて25日に会談したが、6月以降30%下落した原油相場に対処するための減産に向けた合意には至らなかった。
アナリストらによると投資家は世界経済の手掛かりを求めて、この日発表される個人所得・消費や耐久財受注、週間新規失業保険申請件数といった米経済指標の発表を待っていた。
時価総額でベトナム最大の企業であるペトロベトナム・ガス は4.6%下落し、半年ぶり安値。ペトロベトナム・ドリリング は3.5%下落した。
ジャカルタ市場の総合株価指数 は0.28%高の5133.036で終了。シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI) は0.14%高の3349.66で引けた。クアラルンプール市場の総合株価指数KLCI は0.20%高の1842.17で終了、3日続伸となった。
マニラ市場の主要株価指数PSEi は0.96%高の7356.59で終了、他市場より高い上昇率となった。終値は9月25日以来の高値。SMインベストメンツ は2.4%高、フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォン(PLDT) は1%高。
バンコク市場のSET指数 は0.36%安の1591.00で引けた。
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