UPDATE1: 米国株式市場=反発、ダウ約5年ぶり高値

                   (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
     終値         13323.36(+69.07)
       前営業日終値       13254.29(‐52.35)

ナスダック総合<.IXIC>
     終値         3104.53(+ 0.50)
       前営業日終値       3104.02(‐32.40)

S&P総合500種<.SPX>
     終値         1433.56(+4.48)
       前営業日終値       1429.08(‐8.84)
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 [ニューヨーク 11日 ロイター] 11日の米国株式市場は反発。ダウ平均は約5
年ぶり高値で引けた。欧州安定メカニズム(ESM)をめぐるドイツ憲法裁判所の判断や
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、全般的に薄商いだった。
 
 ダウ工業株30種<.DJI>は69.07ドル(0.52%)高の1万3323.36ドル。
 ナスダック総合指数<.IXIC>は0.50ポイント(0.02%)高の3104.53。
 S&P総合500種<.SPX>は4.48ポイント(0.31%)高の1433.56。

 各国中銀の金融刺激策をめぐる期待から、相場は過去数週間値上がり傾向にある。米連
邦準備理事会(FRB)は13日のFOMC後に何らかの追加措置を発表する可能性があ
り、エコノミストらは、60%の確率で量的緩和第3弾(QE3)が発表されると予想し
ている。
 ハイテク株では、前日値下がりした半導体大手インテルがこの日は0.3%戻
した。翌12日にサンフランシスコでイベントを開催する予定のアップルは
0.3%安。
 銀行株では、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が5.2%上昇した。

 マーケットメーカー(値付け業者)のナイト・キャピタル・グループは、4億
4000万ドルの損失につながった8月1日のシステム障害について調査を行うため、I
BMと契約を結んだことを明らかにした。ナイトは1.1%高、IBMは1.2
%高。

 ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約
59億1000万株で、昨年一日平均の78億4000万株を下回った。
 騰落比率は、NYSEが2対1、ナスダックが3対1だった。

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