東南アジア株式=大半が堅調、ジャカルタ市場は下落

 [13日 ロイター] 週明け13日の東南アジア株式市場の株価は、大半の市場が小幅高となった。経済見通しの悪化を受け、世界中で景気刺激策が講じられる可能性が期待された。ただ、伸び悩む経済への懸念が上値を抑え、ジャカルタ市場は下落した。
 今週発表予定の7月の米小売売上高・消費者物価、そして第2四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)に方向感を求めて投資家が様子見を続ける中、成長への懸念がこの日の出来高を削った。
 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.35%高で終了。マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.16%高。ベトナム・ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は0.14%高で引けた。
 クアラルンプール市場のクアラルンプール総合株価指数(KLCI)<.KLSE>は0.06%上昇し、過去最高値近辺で取引を終えた。
 一方で、ジャカルタ市場の総合株価指数<.JKSE>は0.94%安。金融株が下落を主導し、国営マンディリ銀行は1.2%安、国営ヌガラ・インドネシア銀行(BNI)は2.6%安。
 バンコク市場は祝日で休場だった。

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