タイ第3四半期GDP伸び率は3.2%の見通し、洪水からの回復反映
[バンコク 3日 ロイター] タイ中央銀行は3日、第3・四半期と下期の国内総生産(GDP)伸び率見通しを発表した。見通しには昨年の洪水被害からの回復が反映されており、第3・四半期は前年同期比3.2%、下期は同9.7%と予想している。また、第2・四半期については同3.5%と見込んでいる。
中銀は先週、12年のGDP伸び率見通しを6%から5.7%、輸出の伸び率見通しも8%から7%にそれぞれ下方修正した。
中銀は7月25日の金融政策決定会合で政策金利を3%に据え置くことを決定したが、3日には再び、世界経済の見通しが著しく悪化した場合には金利引き下げの用意があると表明した。
大半のエコノミストは年内の政策金利変更はないと予想しているが、6月に予想外の減少を見せた輸出が引き続き弱い数字を示せば、金利引き下げもあり得るとの見方も一部にある。
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