再送:米国株式市場サマリー(6日)

 *この記事は7日に配信しました。

                        (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
     終値       12772.47(‐124.20)
     始値       12889.40
     高値       12889.40
     安値       12702.99
       前営業日終値    12896.67(‐47.15)
ダウ輸送株20種      5198.50  (‐50.62)
ダウ公共株15種      478.43  (‐1.98)
NYSE出来高概算     5.95億株
   値上がり(銘柄)   972
   値下がり(銘柄)   1994
   変わらず        138
S&P総合500種<.SPX>
     終値       1354.68(‐12.90)
     始値       1367.09
     高値       1367.09
     安値       1348.03
ナスダック総合<.IXIC>
     終値       2937.33(‐38.79)
     始値       2955.20
     高値       2957.50
     安値       2921.37
フィラデルフィア半導体株指数<.SOX>    376.04  (‐9.64)
シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て) 終値    9015  (‐ 5)
シカゴ日経平均先物9月限(円建て)   終値    8995  (‐25)
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 下落。さえない6月の雇用統計を受け、米経済の失速懸念が高まった。
 S&Pは10業種すべてが下落するほぼ全面安の展開。景気動向に敏感なハイテク株や
工業株が売られ、S&P情報・技術(IT)株指数<.GSPT>は1.8%安、S&P工業株
指数<.GSPI>は1.3%安となった。ヒューレット・パッカード(HP)は
3.5%値を下げた。
 一方、ディフェンシブ銘柄とされるS&P生活必需品株<.GSPS>とS&P公益株指数
<.GSPU>の下げは最も小幅だった。
 
 6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比8万人増にとどまり、雇用者数
の伸びは3カ月連続で10万人を下回った。
 市場予想の9万人増も下回ったが、米連邦準備理事会(FRB)が近く量的緩和第3弾
(QE3)の実施に踏み切るほど弱い内容ではないとの見方が大勢となっている。
 
 週足では、ダウが0.8%、S&Pが0.6%それぞれ下落した。ナスダックは5週連
続の上昇となったが、今週の上昇率は0.1%以下にとどまった。
 
 ドイツ銀行の米市場上場株は5.1%急落。関係筋によると、ロンド
ン銀行間取引金利(LIBOR)の操作疑惑をめぐり、同行は独連邦金融サービス監督庁
(BaFin)の特別調査を受けている。
 
 アップルは0.7%安。ノキアの米国市場上場株は5%急落した。
 韓国のサムスン電子<005930.KS>はこの日、第2・四半期の営業利益が過去最高益とな
る59億ドルとの見通しを示した。スマートフォン「ギャラクシー」の販売好調が利益を
押し上げており、アップルやノキアに対するリードを広げる公算が大きいとみられている。

 商いは低調だった。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3
市場の出来高は約49億6000万株と、昨年の1日平均の78億4000万株を大きく
下回った。
 
                            [東京 7日 ロイター]

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