タイ中銀、金利据え置き 緩やかな景気回復を予想

[バンコク 10日 ロイター] - タイ中央銀行は政策金利を1.50%に据え置いた。据え置きは市場の予想通りだった。中銀は3月と4月の理事会で予想外の利下げを決定。バーツ安が進んでいた。中銀は経済が「緩やかに回復する」と予想。
バーツの動きは景気回復に以前よりも寄与しているとし、今後も緩和的な政策スタンスを維持する方針を示した。
金利の据え置きは7対0の全会一致で決定した。全会一致による決定は昨年9月以来初めて。
ロイター調査では22人中19人が据え置き、3人が25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想していた。
キャピタル・エコノミクスのエコノミストは「これで利下げ局面が終了したと判断するのは早すぎる。タイ経済はまだぜい弱だ」と述べた。

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