為替市場では日本の輸出企業の為替予約(ドル売り)の水準として145円が強く意識されている。この水準を超えてくるとドル売り予約が着実に増え、週初めに148円台に乗せた局面では「相応の売り」が出ていたとの声が聞かれる。米中合意を受けてドル/円は一時150円を視野に入れたかに思われたが、実需のドル売りが上昇の機運を削いでいる。