東南アジア株式=大半で下落、米利上げ懸念が圧迫
[バンコク 25日 ロイター] - 週明け25日の東南アジア市場の株価は、米国の利上げに対する懸念が改めて浮上し、大半の国で下落した。バンコクは、4月のタイ貿易統計の発表を控え、投資家の利益確定に圧迫され、1週間超ぶりの安値で引けた。
SET指数 は1%安の1508.16と、14日以来の安値で終了。アドバンスド・インフォ・サービシズ が2.1%、タイ空港会社 が約3%、それぞれ下落した。
ロイター調査では、4月のタイ輸出は年間ベースで4カ月連続の減少が予想されている。
クアラルンプールの総合株価指数 は1.1%安の1767.38と、4カ月超ぶりの安値で引けた。国有電力大手テナガ・ナショナル が3.4%安と、全体を押し下げた。
マニラの総合株価指数PSEi は3営業日続落し、3週間超ぶりの安値。
ジャカルタ は0.5%安と、6営業日ぶりに反落した。
一方、シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI) は0.3%高と、15日以来の高値で引けた。4月の同国消費者物価指数は前年同月比で、5年ぶりの大幅なマイナスを記録した。
ホーチミンのVN指数 は5営業日続伸した。
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