東南アジア株式=大半で上昇、エネルギー株など高い

[バンコク 13日 ロイター] - 13日の東南アジア市場では、大半の国で株価が上昇した。石油価格の上昇を受け、エネルギー関連株が押し上げられた。一方、マニラでは14日のフィリピン中央銀行金融政策会合を控え、金利に敏感な銘柄がまちまちとなった。
マニラの総合株価指数PSEi は0.2%高の7808.35と、7日以来の高値で引けた。商いは薄く、30日間平均の59%にとどまった。
外国投資家は5億5600万ペソ(1250万ドル)の売り越し。メトロポリタン銀行信託 が1.5%下落した。一方、BDOユニバンク は1.4%高。
フィリピンでは差し迫ったインフレの脅威はなく、経済成長も堅調さを保つことが予想され、中銀は金利を据え置くと見られている。
英国産標準油種北海ブレント原油先物が1バレル=67ドルを突破したことを受け、パーム油関連株やエネルギー関連株が好調だった。
ジャカルタのパーム油大手アストラ・アグロ・レスタリ は7.7%高と、東南アジアのMSCI指数 構成銘柄で最大の上げ幅を示した。
バンコクのPTT は2.6%高。
大半の市場で、国内投資家が買いを主導した。外国投資家はクアラルンプールで1億3400万リンギ(3726万ドル)、ジャカルタで3800億ルピア(2893万ドル)を売り越した。

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