米国株式市場=反発、ハイテク株に買い

(内容を追加しました)
    [ニューヨーク 7日 ロイター] -  
  (カッコ内は前営業日比)

  ダウ工業株30種(ドル) 
     終値         17924.06(+82.08)
       前営業日終値       17841.98(‐86.22)

  ナスダック総合 
     終値         4945.54(+25.90)
       前営業日終値       4919.64(‐19.69)

  S&P総合500種 
     終値         2088.00(+7.85)
       前営業日終値       2080.15(‐9.31)
    
    
    7日の米国株式市場はハイテク株に買いが入り、反発して終了した。世界的に上昇し
ていた金利に安定化の兆候がみられたことも、株式相場を下支えした。
    
    ダウ工業株30種 は82.08ドル(0.46%)高の17924.06ドル
。
    ナスダック総合指数 は25.90ポイント(0.53%)高の4945.5
4。
    S&P総合500種 は7.85ポイント(0.38%)高の2088.00。
    
    個別銘柄では、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング 
が7.5%高。四半期決算の売上高が市場予想を上回ったことが好感された。アリババ株
を保有するヤフー も5.3%上昇した。
    飲食店などの検索・評価サイトを手掛けるイェルプ は23%の急伸。同社が
身売りを検討しているとのウォールストリート・ジャーナル紙の報道が買い手掛かりとな
った。
    セクター別では、ハイテク株がこれらの銘柄に押し上げられ、S&Pハイテク株指数
 は0.87%上昇した。
    原油相場の反落を受けて航空株が買われたが、エネルギー関連株は売られ、S&Pエ
ネルギー株指数 は1.1%下げた。S&P500種の主要10業種中、9業種は
プラスとなった。    
    時間外取引では、第1・四半期決算の業績が予想を上回ったメディア大手CBSが1%上昇した。
    
    ヴンダーリッヒ・セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート
・ホーガン氏は「急激に変動していた債券相場と急騰していた原油相場が少々落ち着きつ
つあり、そのことが株式に焦点を絞り込むうえで支援となっている」と述べた。
    投資家は8日に発表される4月の米雇用統計に着目している。4月の雇用統計は、米
経済情勢や米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期に関する新たな手掛かりを提供する
可能性がある。
        
    BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約69
億株で、過去5営業日平均の71億株を下回った。    
    騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1763で下げ1292(比率は1.3
6対1)、ナスダックは上げ1528で下げ1207(1.27対1)だった。

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