【5月7日 AFP】14-15NBAは6日、プレーオフのイースタンカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)は106-91でシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)に勝利し、シリーズの対戦成績を1勝1敗の五分に戻した。

 キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、92-99で敗れた4日の第1戦でフィールドゴール(FG)が22本中9本の成功に終わったものの、この日は前半で22得点を記録し、計33得点の大爆発をみせた。

 第3戦と第4戦は、舞台をシカゴ(Chicago)に移して行われる。

 ジェームズは、「勝利が必要だった」とし、「俺たちは瀬戸際に立たされていた。ホームで0勝2敗に終わるわけにはいかない」と語った。

 キャバリアーズは、第3クオーターの2分間でブルズに連続14得点を許した以外は、試合を支配した。

 約2か月ぶりにトレードマークのヘッドバンドを着用したジェームズは、8リバウンド、5アシスト、2スチールも記録している。

 ジェームズは、トリスタン・トンプソン(Tristan Thompson)が先発メンバーに起用されると、本来のスモールフォワードに戻ってプレーした。

 キャバリアーズのデビッド・ブラット(David Blatt)ヘッドコーチ(HC)は、「重要なのは、彼が攻撃モードで攻めまくり、試合に集中すること。そしてチームの手本となり、声をかけていくことだ」と語った。

 カイリー・アービング(Kyrie Irving)が21得点を記録したキャバリアーズは、肩を故障しているケビン・ラブ(Kevin Love)を欠きながらシリーズを戦っている。

 一方、ブルズはジミー・バトラー(Jimmy Butler)がチーム最多の18得点、デリック・ローズ(Derrick Rose)が14得点10アシストを記録した。

 キャバリアーズは、第3クオーターに一時は25得点差をつけていたが、6回連続で攻撃権を奪われ、ブルズに14連続ポイントを許した。リードを縮められる場面があったキャバリアーズだが、ジェームズがレイアップを決めて相手の勢いを止めると、再び点差を16に広げて第4クオーターを迎えた。

 ブラッドHCは、「より準備した状況で臨めた」とし、「集中力を高め、ディフェンスを心掛けながら、チームがまとまる必要があった」と語った。(c)AFP