東南アジア株式=おおむね上伸、ジャカルタとクアラルンプールで最高値
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[バンコク 3日 ロイター] 3日の東南アジア株式市場の株価はおおむね上伸した。米国の景気回復を示す新たな兆候が見られ、域内の地合いが改善した。ジャカルタ、クアラルンプール両市場の株価は最高値を更新して引けた。
ジャカルタの総合株価指数<.JKSE>は、前日終値比1.19%高の4215.44ポイントで終了。ダナモン銀行の株価はシンガポールの金融大手DBSグループによる買収提案を受けて39%の大幅高となり、株価全体を押し上げた。
トリメガ・セクリタスのアナリスト、ロビー・ハフィル氏は「ダナモン買収提案はインドネシア金融業界にとって好ましいことであり、同国金融業界のパフォーマンスが良好で、外国人投資家にとって魅力的であることを示すものだ」と述べた。
一方、DBSグループは2.8%安となり、ストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>の下げを主導した。同指数は0.04%安の3014.98で引けた。
クアラルンプール市場<.KLSE>は0.18%高の1606.63で引けた。
バンコク市場<.SETI>は1.00%高。ホーチミン市場<.VNI>は1.07%高。マニラ市場<.PSI>は1.1%安。
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