光岡自動車の河村賢整副社長は、同社が進める海外展開に関して「2012年は、タイで100台以上の生産・販売を目指して拡大していきたい」との見通しを述べた。
同社は、現地に合弁の生産工場と販売会社を設立して活動を開始しており、3月28日から開幕するバンコクモーターショーにも出展する。「海外の方にも光岡自動車のニッチ性を楽しんで頂きたい」(河村副社長)と、国内と変わらずニッチ市場での拡大を目指している。
目標とした100台の内訳について、河村副社長は「『ビュート』が60台、『ヒミコ』が40台ぐらいで立ち上げたい。現在、タイの経済環境は20年前の日本とそっくりで、思惑よりいいかもしれない」と、感触を述べた。
また、ベース車両の存在しない『オロチ』に関しても現地生産を実施するが、「(タイで)3台くらい販売できれば来年に繋がっていく、日本と同じ生産をして、お客様に届けるのが今年の課題」と語った。