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【特集】あらた Research Memo(9):サハグループとタイ国内で消費財の卸売を行う合弁会社を設立


■海外事業について

あらた<2733>は2月27日付でタイの大手企業であるサハグループとタイ国内で消費財の卸売を行う合弁会社、SIAM ARATAの設立を発表した。サハグループはタイの大手財閥企業で、特に総合消費財分野に力を入れ、ライオン<4912>、ワコール<3591>、グンゼ<3002>など約80の日系企業と合弁会社を設立するなど、多くの日系企業と幅広いネットワークを構築している。また、グループ中核企業に、日用品、化粧品、衣料品などの消費財の物流・卸・小売企業を保有し、事業展開を行っている。

同社は、卸売業としてのノウハウをアジアの広域に展開を図ることを目指し、2年前にタイに子会社を設立していた。さらに事業拡大を加速するためのベストパートナーとしてサハグループとの戦略的な業務提携を選択し、今回の合弁会社設立に至った。今後は両社の補完関係の中で、サハグループの持つタイ国内での販売ネットワークを活用することで売上高の拡大に弾みをつけたい考えだ。また、同時にディーエイチシーのタイ国内での総代理店契約を結んだことも発表している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《FA》

 提供:フィスコ

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