トヨタ自動車が、今年2月から3月にかけて一部の北米工場を頻繁に停止していたことが分かった。現地の人手不足などにより仕入先が部品を十分に生産できなかったことが主な背景で、現在も複数の仕入先工場でぎりぎりの稼働が続いている。トヨタは仕入先と問題の解消に取り組んでいるが、ハイブリッド車(HV)を中心に需要が旺盛な北米で部品不足がアキレス腱になる可能性がある。
- オピニオンコラム:日本の企業価値向上キャンペーン、株主総会で「審判」か
日本の株主総会と言えば、通常は退屈なものだ。だが、来月の年次株主総会は、通常よりも世界中の投資家から注目を集めるだろう。株主総会の結果は、政府が旗を振ってきた企業価値向上キャンペーンの成果を測る重要な指標となりそうだ。
- 経済保有ETFの処分、すぐに行うとは考えていない=植田日銀総裁
日銀の植田和男総裁は17日、衆院財務金融委員会で、保有する上場投資信託(ETF)の処分について、すぐに行うことは今のところ考えていないと述べた。保有ETFの今後の取り扱いについて「少し時間をかけて検討する必要がある」と改めて指摘した。
- マーケット適正な為替レート、「110─120円台」が半数=帝国データ調査
帝国データバンクは17日、円安による企業への影響についてアンケート結果をまとめ、63.9%が昨今の円安進行は利益にマイナス影響があると答えた。適正な為替レートは1ドル=110円─120円台との回答が半数を占めた。調査は5月10─15日に実施し、有効回答は1046社。
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- マーケット旧村上ファンド系が三井松島HD株大量取得、短期間で19.88%に
旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が、共同保有者との合計で三井松島ホールディングス株の保有比率を19.88%に高めたことが17日提出の変更報告書で分かった。5月10日までの取得分。報告書によると、3月末から毎営業日取得している格好だ。