米国株式市場=下落、GDP下方修正を嫌気
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[ニューヨーク 27日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 18132.70(‐81.72) 前営業日終値 18214.42(‐10.15) ナスダック総合 終値 4963.53(‐24.36) 前営業日終値 4987.89(+20.75) S&P総合500種 終値 2104.50(‐6.24) 前営業日終値 2110.74(‐3.12) 27日の米国株式市場は下落して取引を終えた。朝方発表された昨年第4・四半期の 米実質国内総生産(GDP)が下方修正されたことで市場心理が悪化した。 S&P総合500種 は3日続落し、6.24ポイント(0.30%)安の21 04.50で取引を終えた。ただ、月間ベースでは約5.5%高と、2011年10月以 来の上昇率となった。 ダウ工業株30種 も続落し、81.72ドル(0.45%)安の1万8132 .70ドルだった。 ナスダック総合指数 は24.36ポイント(0.49%)安の4963.5 3。月間では約7.1%高と2012年1月以来の上昇幅で、5000ポイントの大台に 迫っている。 個別銘柄では、米アップル が1.5%下落した。フォート・ピット・キャピ タル・グループのアナリスト、キム・フォレスト氏は、アップルが3月9日に新商品の発 表を控えていることを背景に利益確定売りが出た可能性があると分析する。 百貨店大手JCペニー は6.8%の下落。市場予想に反して第4・四半期決 算で損失を出したほか、2015年の業績はわずかな改善にとどまるとの見通しを発表し たことが嫌気された。 BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約65億株で今 月の平均である68億株を下回った。騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ15 67で下げ1485(比率は1.06対1)だった。ナスダックは下げ1694で上げ1 048(1.62対1)だった。
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