東南アジア株式=大半が上伸、シンガポールは9日以来の高値
[23日 ロイター] - 23日の東南アジア株式市場では、大半の株価が上伸して引けた。中国の製造業に関してまちまちの状況が示される中、クアラルンプールとシンガポール両市場の株価指数がアウトパフォームした。
シンガポールのストレーツ・タイムズ指数 は金融株主導で1.1%高と、9日以来の高値を記録。クアラルンプールの総合株価指数 はゲンティン・マレーシア など消費関連景気循環株主導で0.8%高と、終値ベースで2週間ぶりの高値となった。クアラルンプール市場のCIMB・グループ・ホールディングス は0.2%安。
前日の米国株安、原油安を背景とした世界の経済成長減速をめぐる懸念が、アジアの株価を押し下げる要因となった。中国の製造業統計は市場に影響を及ぼさなかった。
この日発表されたHSBC/マークイットの10月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.4と、9月の50.2、市場予想の50.3をやや上回った。
マニラの主要株価指数PSEi は0.5%安、ホーチミンのVN指数 は1.3%安。バンコク市場 は祝日のため休場だった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」