4月米消費者物価指数(CPI)が小幅に鈍化し、米国が年内に2回利下げするとの観測が市場で盛り返してきている。ただ、詳細にデータをみると、米インフレの粘着性は継続しており、市場が織り込む2025年の3回の利下げには暗雲が漂う。日米金利差に敏感なドル/円は、150円台での滞空時間が長期化するのではないだろうか。
- オピニオンアングル:米株が最高値更新、市場の恐怖薄れリスク資産に買い
米国株が最高値を更新し、暗号資産(仮想通貨)のビットコインも上昇。投資家はポートフォリオの下落に対する備えをそれほど気にかけていない。経済がソフトランディング(軟着陸)に向かっていることを示す最近の経済指標が市場参加者のリスク志向を刺激しているためだ。
- オピニオンコラム:避けられない米中貿易戦争激化、FRBが利下げ迫られる可能性も
11月の米大統領選で誰が勝利しても、米国と中国の貿易戦争がエスカレートするのは回避できそうにない。だが同時に避けがたいインフレ圧力が、米連邦準備理事会(FRB) の金融政策運営姿勢をよりタカ派的にするとは、必ずしも言えないだろう。
- 経済焦点:実質賃金プラスに逆風、円安再加速なら後ずれも 危うい好循環実現
実質賃金のプラス転換に逆風が吹いている。円安懸念は根深く、再加速すれば物価をさらに押し上げかねない。プラス転換は後ずれ含みとの指摘も出ており、家計が潤い、消費が増え、さらなる賃上げにつなげる好循環実現までの曲折は避けられそうにない。
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フィリピン中央銀行は16日、政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.50%に据え置いた。据え置きは5会合連続。新たなインフレ・成長指標を受け、早ければ8月にも利下げする意向を示した。
- ビジネス東京ドームシティに動物園、カピバラなど展示=伊豆シャボテンR
伊豆シャボテンリゾートは16日、子会社が東京ドームシティ(東京都文京区)に屋内型動物園「アニタッチ」を開園すると発表した。7月下旬の開業を見込んでおり、カピバラ、パンダヤギ、ワオキツネザルなど約50種300匹以上の動物を展示する予定という。
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