タイ政策金利、経済支援に向け引き下げ必要=財務相

[バンコク 23日 ロイター] - タイのソムマイ財務相は23日、政策金利について、経済を支援するため引き下げられるべきだとの見解を示した。また、バーツ が上昇し、輸出に打撃を与えることを懸念していると述べた。
同相は記者団に対し、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)決定を受け、海外資金の流入が拡大することに懸念を表明。バーツの上昇につながり、輸出が影響を受けると指摘した。
また「理論上、政策金利は引き下げられるべきだ。しかし、それを決めるのは中央銀行だ」と述べた。
タイ中銀は28日に金利を見直す。市場では金利据え置き予想が大勢だが、一部では利下げも見込まれている。

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