医師3人が懲戒処分 タクシン元首相の裁判に影響か 早期下院解散との見方も
タクシン元首相が刑務所でなく警察病院の特別室に入院する形で服役することが許されたことについて、最高裁判所が先ごろ、タクシン氏に下された有罪判決が適切に執行されていない可能性について審議する手続きに入った。
この中、医療関係の監督機関であるタイ医療評議会(MCT)がタクシン氏の入院に関与した医師3人を懲戒処分としており、関係筋はこのほど、この処分が法的意味を持つことになるとの見方を示した。
また、MCTによる懲戒処分については、タクシン氏の入院が正当なものでない、すなわち同氏が服役を全うしていないことを意味しており、このことについて責任を問われる閣僚が出てきて、これが早期の下院解散に繋がるとの見方も出ているという。 タクシン氏の実の娘であるペートンタン首相は5月9日、これらの件に関する質問には返答しなかった。