タイ商務省国内商引局(DIT)によると、収穫シーズンに入ったタイの果物価格は高水準で、史上最高を記録している。昨年は1キログラム当たり25~30バーツだったA級ナムドクマイ・マンゴーは、最高25~40バーツで推移。その他の種類のマンゴーも好調だという。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、DITが果物産地を現地調査。ファランは昨年に比べ、1キログラム当たり1バーツ上昇し、約9~11バーツ。キアオサウーイも1バーツ上昇し、1キログラム当たり24バーツほどだという。
ワッタナサック局長は、全体の収穫量は昨年と同程度の約130万トンだが、国内海で需要が高いと述べた。全体の約半量に当たる60万トンは北部産。残り50万トンは東北部産、20万トンは南部産だった。収穫した品種の多くがナムドクマイ・マンゴーで、一大産地の北部ピッサヌローク県での収穫が全体の約10%を占めている。
マンゴーの栽培管理のため、商務省はピッサヌローク県、ピチット県、スコータイ県の農家と約4万5000トンの栽培契約を締結。企業や加工工場、ビッグC、ロータス、トップス、ザ・モール、ゴー・ホールセール、ガソリンスタンドなどと、提携小売・卸売店へ既に3万2000トンを納品しているという。