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　タイ選挙管理委員会は19日、5月14日に実施された下院総選挙で選出された議員500人（選挙区400人、政党名簿100人）を承認した。新議会は15日以内に開会し、７月中旬までに次期首相を選出する見通し。バンコクポストなどタイ各メディアが報じた。

　タイ選管のサワン事務局長は、82人が選挙不正で告発されたため、承認が遅れたと説明。選挙結果は60日以内に報告する必要があるが、性急な調査では公平性を確保できないため、承認を決めたという。

　今後、有力な証拠が見つかった場合、議員らの選挙不正疑惑を調査する。国会議員の選挙に関する基本法第138条によると、選管は告発を受理してから最長１年間、調査を続ける権限や、有罪とされた議員の投票権や立候補権を撤回する権限を保持しているという。