欧州債務問題に対する過度の警戒感は後退したが、後場入り後、為替市場で円高ユーロ安に振れ、香港市場が下落したことが上値を押さえた。
週末控えで市場参加者の動きは鈍く、平均株価は50円程度のレンジで一進一退。結局、前日比94銭安の8700円29銭と小反落して引けた。自動車株は高安まちまち。
日産自動車が3円高の693円と続伸。いすゞも9円高の336円と4日続伸した。ピックアップトラックの世界的な供給基地であるタイの事業強化策を打ち出したことが好感された。スズキ、ダイハツ工業も堅調。
一方、トヨタ自動車が14円安の2688円、ホンダが33円安の2299円と反落。富士重工、日野自動車、三菱自動車がさえない。
マツダが158円で変わらず。