ソニー、PS5向けゲームをネットで公開 ファンが関心

ソニー、PS5向けゲームをネットで公開 ファンが関心
 6月12日、ソニーは、年末商戦期に発売するゲーム機「プレイステーション5」(PS5)向けのゲームタイトルや、筐体(きょうたい)の映像を初めて公開した。写真は2019年9月に千葉で開かれた東京ゲームショウで撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 12日 ロイター] - ソニー<6758.T>は12日、年末商戦期に発売するゲーム機「プレイステーション5」(PS5)向けのゲームタイトルや、筐体(きょうたい)の映像を初めて公開した。
英語や日本語など複数の言語で発表イベントの様子をネット配信し、ユーチューブで一時250万を超えるアクセスを集め、ゲームファンの関心の高さを示した。年末商戦期には米マイクロソフトもゲーム機「XboxシリーズX」を発売する予定で、競争が激しくなりそうだ。
PS5向けのタイトルは、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>の「PROJECT ATHIA」のほか、「スパイダーマン」「グランツーリスモ」など28タイトルを紹介。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのジム・ライアン社長兼最高経営責任者(CEO)は、紹介した複数のゲームタイトルについて「PS5で新しい体験を創出し、外観や音響、手応えを一変させた」と述べた。
現行のPS4の筐体は黒く直線基調だが、PS5は白と黒のツートーンで曲線も取り入れる。ライアンCEOは「今までで一番洗練されたコンソールのデザイン」と強調した。ウルトラHDブルーレイを搭載するモデルと、ディスクドライブのないモデルを提供する。
イベントはユーチューブとトウィッチで配信。ユーチューブの英語サイトで一時200万アクセスを超えたほか、早朝だった日本語サイトでも一時10万アクセスを集めた。
PS5は映像出力を4Kや8Kテレビに対応するほか、高速のSSDや3Dオーディオのワイヤレスヘッドセットを採用。ゲーム中の動きや環境に合わせてコントローラーの感触が変化する仕組みなども取り入れ、ゲームへの没入感をより高めるとしている。

平田紀之

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