タイ、コロナ第2波警戒し非常事態宣言を延長へ 規制一部緩和も

タイ、コロナ第2波警戒し非常事態宣言を延長へ 規制一部緩和も
4月27日、タイ政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるために発令した非常事態宣言を5月末まで延長する方針を示した。バンコクの空港で21日撮影(2020年 ロイター/Jorge Silva)
[バンコク 27日 ロイター] - タイ政府は27日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるために発令した非常事態宣言を5月末まで延長する方針を示した。
ただ新規の感染者が減っており、企業や一般市民に対する規制の一部緩和を検討する方針も示した。詳細は不明。
新型コロナ感染症対策本部(CCSA)の報道官が明らかにした。
タイでは27日、9人の新たな感染者が報告されたが、バンコクでは1月の感染拡大以降初めて、市中感染が報告されなかった。
累計の感染者は2931人、死者は52人。2609人が回復した。
CCSAは第2波の感染拡大リスクを踏まえ、非常事態宣言を延長し、全土で夜間の外出禁止をあと1カ月継続することを勧告。他県への移動や大規模な集会の制限、在宅勤務の延長、5月の祝日4日間の延期も勧告した。
政府はこうした勧告について28日の閣議で協議する。
タイ民間航空局も、4月4日に導入した国際線旅客便の乗り入れ禁止を5月31日まで延長することを明らかにした。

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