香港、タイ、台湾で「ヨコハマ知っている」96% 認知度明らかに

 アジアの3つの国・地域で「ヨコハマを知っている」のは96%超-。海外から見た横浜の実態を知ろうと、香港・タイ・台湾を対象に行った横浜市の調査で、同市の認知度の高さが明らかになった。市は「この認知度を生かして外国人観光客の来訪につなげたい」と意気込んでいる。

 調査は7~8月、3つの国・地域の20~49歳の男女を対象にインターネット経由で行われ、計978人から回答を得た。

 それによると、「横浜という名称を知っている」と答えたのは、香港96.1%▽タイ98.0%▽台湾96.9%-だった。特にタイでは、横浜は北海道(99.3%)、東京(99.1%)に次ぐ認知度で、京都(97.7%)や大阪(97.4%)を上回った。

 一方、「横浜の特徴まで知っている」と答えたのは、香港47.9%▽タイ41.7%▽台湾38.1%-にとどまった。市の横浜魅力づくり室の担当者は「横浜の認知度の高さは予想以上だった。今後は、いかに横浜への来訪につながるようなプロモーション施策を展開するかが課題になる」と話している。

 また、市内5カ所の観光スポットの写真と説明文を示して来訪意向を聞いたところ、「三渓園」(中区)が3つの国・地域とももっとも高く、「新横浜ラーメン博物館」(港北区)、「港の夜景」(中区)なども人気があった。担当者は「日本らしさを体験できる場所に強くひかれるのではないか」と分析している。

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