タイの多くの地域で旧正月の酒類販売禁止、コロナ拡大で自粛

タイの多くの地域で旧正月の酒類販売禁止、コロナ拡大で自粛
タイが新型コロナウイルスの感染拡大抑制のため仏教暦の正月を大々的に祝わないよう呼びかけていることを受け、多くの県が酒類の販売禁止に踏み切った。写真は禁止を前に酒屋に押し寄せた買い物客、バンコクで9日撮影。(2020年 ロイター/Jorge Silva)
[バンコク 11日 ロイター] - タイが新型コロナウイルスの感染拡大抑制のため仏教暦の正月を大々的に祝わないよう呼びかけていることを受け、多くの県が酒類の販売禁止に踏み切った。
タイをはじめ東南アジア諸国は、コロナ感染拡大を受け、例年盛大に行われる仏教暦正月の祝賀について、中止や縮小の措置を取っている。
タイでは例年、仏教暦の正月を祝って4月13─15日に水かけ祭り「ソンクラーン」が行われるが、政府は今年、祝日を延期した。
首都バンコクでもソンクラーンを延期、企業や店舗にも歩調を合わせるよう求めた。また10日から、ワイン、ビール、蒸留酒の販売を10日間禁止した。
内務省によると、国内77県中47県が15日あるいは月末まで酒類の販売を禁止した。政府は、国民に新年の帰省自粛も求めた。
11日現在のタイ国内の感染者は2518人、死者数は35人。

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