新型ウイルス、タイで初の死者 35歳男性=保健当局

新型ウイルス、タイで初の死者 35歳男性=保健当局
 3月1日、タイ保健省疾病管理局のスワンチャイ局長は、新型コロナウイルスに感染した35歳の男性が死亡したと発表した。タイでの感染者の死亡は初めて。デング熱を併発していたという。写真は、バンコク市内のショッピングセンター近くで体温を計る政府職員(2020年 ロイター/Soe Zeya Tun)
[バンコク 1日 ロイター] - タイ保健省疾病管理局のスワンチャイ局長は1日、新型コロナウイルスに感染した35歳の男性が死亡したと発表した。タイでの感染者の死亡は初めて。デング熱を併発していたという。
同国で1月以降、確認された感染者は42人で、このうち30人が回復し、11人が病院で治療を受けている。
当局によると、死亡した男性は小売業界に勤務し、新型ウイルス発生後の早い段階に多くの観光客と接触していた。スワンチャイ局長は記者会見で、中国人観光客との接触があったと述べた。
男性はデング熱と診断され入院後、新型ウイルスの陽性反応があったため、政府の治療センターに2月5日に転院したが、多臓器不全を起こし、29日に死亡した。

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