ゴールドマン、化石燃料の融資抑制 環境・格差対策に7500億ドル

ゴールドマン、化石燃料の融資抑制 環境・格差対策に7500億ドル
 12月16日、米金融大手ゴールドマン・サックスは、環境保護や格差対策に関する事業を積極的に支援する姿勢だ。写真は2013年7月16日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、環境保護や格差対策に関する事業を積極的に支援する姿勢だ。デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が16日、英紙フィナンシャル・タイムズで新たな計画を明らかにした。
それによるとゴールドマンは今後10年間で、気候変動と恵まれない人々の経済的な機会を高める取り組みに対して融資、助言、投資に7500億ドルを振り向ける。また社内規定を更新し、北極海での石油掘削および新規の石炭火力発電所建設、炭鉱開発といったプロジェクトを融資対象から除外する。
ソロモン氏は、ゴールドマンにとって気候変動や格差の拡大に前向きに対処することには「強力なビジネスと投資の正当性」が存在すると指摘した。
*見出しを差し替え、写真を追加しました。

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