米政権、ファーウェイへの一部製品供給を近く許可へ=NYT

米政権、ファーウェイへの一部製品供給を近く許可へ=NYT
 10月9日、トランプ米政権は、米企業に対し、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への一部製品の供給を容認するライセンスを近く発行する。写真は5月にシンガポールで撮影(2019年 ロイター/Edgar Su)
[9日 ロイター] - トランプ米政権は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に対して、機密性の低い製品を供給することを一部の米企業に認めるライセンスを近く発行する。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が9日、関係筋の話として報じた。
米国は、中国との貿易交渉が決裂した今年5月、ファーウェイを安全保障上の懸念がある企業を列挙したリストに追加し、同社に対する事実上の禁輸措置を決定した。
これにより、米企業が製品や技術をファーウェイに輸出するには、米政府の承認が必要になった。
NYTによると、トランプ政権は先週、国内数社に対して輸出を許可したという。
企業は特定製品の禁輸措置適用外を政府に申請することが出来るが、ロイターは8月に関係筋の話として、130件を超える申請が商務省に寄せられたと報じていた。
米商務省の報道官は、9日午後の時点でこの件に関して正式な指示はまだ受けていないと述べた。
ファーウェイは現時点でコメントに応じていない。
*内容を追加しました。

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