タイ輸出、7月は前年比+4.28% 予想に反し5カ月ぶり増加

タイ輸出、7月は前年比+4.28% 予想に反し5カ月ぶり増加
 8月21日、タイ商業省が発表した7月の貿易統計(通関ベース)によると、輸出は前年同月比4.28%増加し、予想に反して5カ月ぶりのプラスとなった。写真は2016年3月にバンコク港で撮影(2019年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 21日 ロイター] - タイ商業省が発表した7月の貿易統計(通関ベース)によると、輸出は前年同月比4.28%増加し、予想に反して5カ月ぶりのプラスとなった。金の輸出が大きく伸びたことが寄与した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は2.3%減、6月は2.15%減だった。
同省当局者によると、7月の中国向け輸出は6.2%増と、9カ月ぶりに増加した。米国向けは9.8%増、日本向けも8.0%増となった。
7月は金輸出が407%の大幅増を記録。金を除いた輸出は0.4%減となった。コンピューターおよび部品の輸出は5.9%減少した。
7月の輸入は前年比1.67%増。エコノミスト予想は5.4%減、6月は9.44%減だった。
7月の貿易収支は1億1000万ドルの黒字。エコノミスト予想は5億4000万ドルの黒字、6月は32億1000万ドルの黒字だった。
1─7月の輸出は前年比1.91%減、輸入は1.81%減となった。
商業省は今年の輸出の伸びの目標を3%に設定している。国家経済社会開発庁(NESDB)は1.2%の減少を予想している。

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