再国民投票、離脱か残留でなく離脱条件問うべき=英労働党党首

再国民投票、離脱か残留でなく離脱条件問うべき=英労働党党首
 5月29日、英野党労働党のコービン党首(写真)は、欧州連合(EU)離脱を巡り2度目の国民投票を行う場合、離脱か残留を問う投票ではなく、EUと合意した条件についての投票であるべきだとの考えを示した。27日にロンドンで撮影(2019年 ロイター/HENRY NICHOLLS)
[ロンドン 29日 ロイター] - 英野党労働党のコービン党首は29日、欧州連合(EU)離脱を巡り2度目の国民投票を行う場合、離脱か残留を問う投票ではなく、EUと合意した条件についての投票であるべきだとの考えを示した。アイリッシュ・タイムズ紙が伝えた。
コービン氏は選択肢のひとつとして再国民投票を残すべきだとの考えを示しているが、先週の欧州議会選で労働党の議席がEU離脱に反対する自由民主党の議席を下回ったことから、無条件で2度目の国民投票を支持するよう同氏への圧力が高まっている。
コービン氏は記者団に対して、労働党はEUと新たな離脱協定のために交渉するとし「国民投票は、交渉で合意した条件か、もしくはそれに取って代わるものを問うことになる」とし、2016年に行ったような離脱の是非を問う国民投票とすべきでないとの考えを示した。
一方、EUは、メイ首相と合意した離脱協定案の再交渉には応じないとしている。

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