英保守党幹部、メイ首相に6月末までの辞任求める見通し=英紙

英保守党幹部、メイ首相に6月末までの辞任求める見通し=英紙
 4月21日、英紙サンデー・タイムズは、英国のメイ首相率いる与党・保守党の幹部、グラハム・ブレイディ議員が翌週にメイ首相(写真)に対し、6月末までに辞任しなければ保守党議員が再び退陣を迫ると伝える見通しだと報じた。11日撮影(2019年 ロイター/Yves Herman)
[ロンドン 20日 ロイター] - 21日付の英紙サンデー・タイムズは、英国のメイ首相率いる与党・保守党の幹部、グラハム・ブレイディ議員が翌週にメイ首相に対し、6月末までに辞任しなければ、保守党議員が再び退陣を迫ると伝える見通しだと報じた。情報源は示していない。
メイ首相は昨年12月の信任投票で、保守党党首として信任を得た。党の規定により、党首信任投票の1年以内の再実施はできないが、記事によると、ブレイディ議員は首相が退陣しない場合にはこの規定を変更するとメイ氏に伝えるという。
同議員はまた、保守党議員の70%が欧州連合(EU)離脱を巡る首相の対応を理由に、メイ氏の退陣を望んでいるとも伝える意向。
ブレイディ議員は保守党の一般議員で構成する「1922委員会」の委員長を務める。
メイ首相が離脱条件を巡り英議会の承認を得られない中、当初3月29日に設定されていた離脱期限は4月12日に延期され、その後10月31日まで再延期された。

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