英政府、EU離脱後の貿易救済措置の変更を発表

英政府、EU離脱後の貿易救済措置の変更を発表
2月25日、英政府は、欧州連合(EU)離脱後の貿易救済措置の変更について発表した。タイ製のスイートコーンなど、一部の輸入品は高関税を撤廃する。写真は18日、テルアビブでイスラエルとの通商合意署名式に出席したフォックス国際貿易相(2019年 ロイター/Ammar Awad)
[ロンドン 25日 ロイター] - 英政府は25日、欧州連合(EU)離脱後の貿易救済措置の変更について発表した。タイ製のスイートコーンなど、一部の輸入品は高関税を撤廃する。
フォックス国際貿易相は、EU域外からの輸入品に適用されている43の貿易救済措置を英国の法律に移行するとともに、EUの製造業者を不当な競争から守るために策定された66の措置を廃止すると明らかにした。
英国にとってこれらの措置が重要かという観点で維持するかどうかを決定したとし、英企業に大きな利益とならない措置は廃止すると説明した。
英国がEUと何らの合意もないまま離脱した場合、3月29日から変更が適用される。EUと合意に達した場合には移行期間終了後に適用される。
引き続き関税対象となる輸入品は、中国製のタイヤ、アルミ・ホイール、セラミックタイル、食器類など。また、ロシアや米国、ブラジル、中国などから輸入する各種鉄鋼製品。
国際貿易省は、これらの措置は不当に安価な輸入品から国内の重要産業や雇用を守ると説明した。

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