タイ選管、ウボンラット王女の首相立候補資格認めず

タイ選管、ウボンラット王女の首相立候補資格認めず
 2月11日、タイ選挙管理委員会は、タクシン元首相派のタイ国家維持党が首相候補に擁立したウボンラット王女(写真)について、立候補を認めない判断を下した。仏カンヌで2008年5月撮影(2019年 ロイター/Christian Hartmann)
[バンコク 11日 ロイター] - タイ選挙管理委員会は11日、タクシン元首相派のタイ国家維持党が首相候補に擁立したウボンラット王女(67)について、立候補を認めない判断を下した。
ウボンラット王女が首相候補になることについて、ワチラロンコン国王は8日、王族が政治に関与することは不適切との見解を示していた。
タイ選管は11日、各党の首相候補のリストを発表。ワチラロンコン国王の姉であるウボンラット王女については「国王は政治を超越した存在である、政治的に中立であるべきとする規則が、王族にも適用される」として、候補から除外した。
選管は、王族を選挙に担ぎ上げたことが選挙法に違反するとしてタイ国家維持党の資格剥奪を求める申し立てについては見解を示さなかった。
*内容を追加しました。

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