英の合意なきEU離脱、永遠に悔やまれる誤りに=英民間企業相

英の合意なきEU離脱、永遠に悔やまれる誤りに=英民間企業相
 2月2日、英国のクラーク英民間企業・エネルギー・産業戦略相(写真)は、英国が合意なしに欧州連合(EU)から離脱すれば永遠に後悔することになるとし、英議会はそれを阻止するために2週間以内に合意する必要があるとの考えを示した。1月にロンドンで撮影(2019年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 2日 ロイター] - 英国のクラーク英民間企業・エネルギー・産業戦略相は2日、英紙タイムズのインタビューで、英国が合意なしに欧州連合(EU)から離脱すれば永遠に後悔することになるとし、英議会はそれを阻止するために2週間以内に合意する必要があるとの考えを示した。
英国の正式な離脱日は3月29日だが、離脱協定案の再交渉を巡りEUと対立がなお続いている。
クラーク氏は英国が合意なしにEUを離脱する場合、英国の産業が欧州全体のサプライチェーンから切り離され、EUとの貿易に大きな混乱が生じる恐れがあると警告。「私が誤りだと思うこと(合意なき離脱)が行われれば、永遠に後悔することになり、歴史に刻まれるだろう」と述べた。
同氏はまた、英議会は離脱協定案を今月半ばまでに承認する必要があると指摘。輸出した製品が日本や韓国に到着した際に関税がかかるかどうかが不明な場合は輸出をためらうとする企業の声を取り上げた。
同氏は「『期限』がいつなのかを理解することが重要だ。それは3月29日ではない」と述べた。

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