トランプ大統領、北朝鮮の未申告ミサイル施設巡る報道を批判

トランプ大統領、北朝鮮の未申告ミサイル施設巡る報道を批判
11月13日、北朝鮮が10数カ所のミサイル施設をいまだに申告していないとのニューヨーク・タイムズ(NYT)紙の報道について、トランプ米大統領は「何も新しいことはない」と批判した。写真は6月、シンガポールで会談するトランプ大統領(右)と北朝鮮の金正恩氏(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 13日 ロイター] - 北朝鮮が10数カ所のミサイル施設をいまだに申告していないとのニューヨーク・タイムズ(NYT)紙の報道について、トランプ米大統領は13日、「何も新しいことはない」と批判した。
トランプ氏はツイッターに「(報道で)言及されている施設についてわれわれは十分に把握している。何も新しいことはなく、通常の範囲を超えていない」と投稿。「何か悪いことが起きれば私が最初に知らせることになる!」とした。
12日付のNYT紙によると、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は報告書で、北朝鮮の16カ所のミサイル施設が未申告のままとなっており、米朝間の協議でも取り上げられていないと指摘。報告書はまた、米朝協議が進められているにもかかわらず、これらの施設の一部で保守整備や小規模な改修が行われているのが確認されているとしている。
米政府は朝鮮半島の非核化を引き続き推進しているが、北朝鮮はこれらミサイル施設の存在を認めていない。アナリストらは核兵器やミサイル開発能力を正確に申告することが非核化を進めるうえで重要だと指摘する。

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