米司法副長官に辞任報道、株安・国債利回り低下

米司法副長官が辞任、トランプ大統領の解任画策報道受け=アクシオス
9月24日、ニュースサイトのアクシオスは、ローゼンスタイン米司法副長官が辞任したと関係筋の話として伝えた。トランプ大統領が自身を解任すると見越した対応だという。写真は8月30日、ワシントンで会合に出席するローゼンスタイン氏(2018年 ロイター/Chris Wattie)
[ワシントン 24日 ロイター] - 複数の米メディアは、ローゼンスタイン米司法副長官が辞意を表明したと伝えた。トランプ大統領が自身を解任すると見越した対応という。こうした中、同氏は24日、ホワイトハウスに向かった。
ニュースサイトのアクシオスは関係筋の話として、ローゼンスタイン氏がケリー大統領首席補佐官に口頭で辞意を伝えたと報じた。
CNNなどは、ローゼンスタイン氏がホワイトハウスの会議に呼び出されたと報道。NBCニュースによると、同氏は辞任せず、ホワイトハウスが解任する必要があるとの認識を示したという。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は21日、ローゼンスタイン氏が昨春に、トランプ氏の発言を秘密裏に録音し、政権メンバーが大統領職を解任できる憲法修正規定の発動を提案していたと伝えていた。
この報道を受け、トランプ氏がローゼンスタイン氏を解任するとの憶測が広がっていた。
辞意が伝えられた後、米国株式市場ではS&P総合500種が取引時間中の安値を付けたほか、米国債利回りは低下した。
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